評価者研修とは?実施する目的と内容例について
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評価者研修とは?実施する目的と内容例について
人事制度の目的の一つには「人材育成」というものがあり、目標達成に向けて部下の育成と成長を図ることが必要になりますが、そのためには評価者の能力向上が不可欠です。そこで今回は「評価者研修」について解説します。
評価者研修とは
評価社研修(評価者訓練・評価者トレーニング)とは、部下に対して評価を行う立場の管理職(マネージャー)のことを評価者と呼びますが、評価者研修は評価者の評価スキルを向上させるために行うトレーニングのことです。
評価者はこの研修の中で、人事制度の目的と構成、評価者の役割と心構え、評価基準と着眼点、評価手順と注意点、面談とフィードバックの方法とポイント、などを学びます。
評価者研修の目的
評価者研修を実施する目的は「適切で公正な評価を行えるようになること」です。評価者のスキル不足による人事評価エラーによって従業員が不満と不信感を抱いてしまい、優秀な従業員が離職するということも現実的には起こり得ます。
従業員が評価結果に納得して、モチベーション高く仕事に取り組んでもらうためにも、評価者のスキル向上は不可欠です。
よくある人事評価エラー
中心化傾向・極端化傾向 | 当たり障りのない無難な評価をしてしまい、全体的に評価にばらつきがなく中心に偏ってしまうこと。 またその反対に、中間値の偏りを気にするあまり極端な評価をしてしまうこと。 |
寛大化傾向・厳格化傾向 | 部下に良く思われたい、または期中に部以外の仕事をきちんと観察していなかったなどの理由で、評価が全体的に甘くなってしまうこと。 またその反対に、評価を意識しすぎるあまり、全体的に厳しい評価に偏ってしまうこと。 |
逆算化傾向 | 賞与・昇格といった処遇反映を念頭に置き、逆算して評価を調整してしまうこと。 |
ハロー効果 | 評価対象者の顕著な印象(特に優れている/劣っている)に惑わされて他の部分の評価がゆがめられてしまうこと。 |
論理誤差 | 事実確認せず「○○だから××だろう」という不確かな考えにもとづいて評価をしてしまうこと。 |
対比誤差 | 絶対評価ではなく、評価者自身または他の誰かと比較して評価をしてしまうこと。 |
期末誤差 | 評価対象期間全体ではなく、評価期間終盤の出来事によって評価をしてしまうこと。 |
評価者研修の内容例
- 人事制度とは
- 評価者の役割
- 評価基準
- 評価手順
- 評価面談方法
- フィードバック方法
まとめ
このページでは「評価者研修」について解説しました。
- 評価者研修とは
- 評価者研修の目的
- 評価者研修の内容例
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